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概要
地球環境問題の一般的な定義は、原因や結果が地域的に限定されないもの、つまり地球規模で原因が発生、もしくは、地球規模に影響が及んでいる環境問題を指す。つまり、局所的に発生する公害(加害者と被害者がはっきりしている地域的な環境問題)は、地球環境問題とは言わない。 地球環境問題の範囲としては、地球環境問題と呼ばれている各問題(化石エネルギー資源枯渇問題・鉱物資源枯渇問題・オゾン層破壊・地球温暖化問題・酸性雨・淡水資源不足問題・森林の減少・砂漠化・食糧資源枯渇問題・生物多様性の減少など)および、それらの問題の原因となる現象・人間活動、それらの問題がもたらす現象などがある。また、各現象については、現在実際に起きている現象のほかに、今後環境問題を原因として起きると予想される現象も含まれる。これは、その問題の影響範囲が大きいことや、ある一定レベルの影響を超えると不可逆的な影響が発生し、実際に現象が起きる前に予簿することが非常に重要であるということに由来する。
また、地震・火山活動・隕石落下などの現在の科学技術では防ぎようのない自然現象による直接的な影響についても、地球規模の環境問題に影響を与えるようなものについては、地球環境問題に含める必要があると考えられる。
原因
地球環境問題の始まりについては、さまざまな議論が今までなされてきた。人間が火を使って、農耕・牧畜生活を始めたのが人間と自然とのかかわりの始まりであり、この時代から環境問題が始まっているという人もいる。あるいは、18世紀のヨーロッパに起こった産業革命以来、飛躍的な技術革新を続け、高度工業化社会を実現し、幾何級数的に経済成長を遂げてきたのだから、これが環境問題の始まりなのだという人もある。
現在、地球環境問題として重要視されてきている地球規模の問題を考えた場合、その起こりとして後者に着目するかもしれない。その場合、地球規模の問題である地球環境問題に大きく影響を与えるものとしては、(農耕技術や工業技術の革新による)「人口の増加」および人口の増加による人口の都市への集中、経済発展に伴う資源消費の増大が駆動力となったと考えることができる。
影響
現代社会文明の崩壊
地球環境問題の影響として、現代人類が危惧しているものは究極的には、人類が地球上で現在と同じような生活をおくることができなくなるということ、つまり、「現代社会文明の崩壊」と考えてよいだろう。「現在と同じような生活」とは、健康で文化的に生活していくことができるというだけでなく、これまで人類が築いた利便性を放棄することなく生活していくことができるという意味も含まれる。
ここで、一つ念頭に置いておきたいのは、種としての人類をあくまでも主体として、この地球環境問題へアプローチしているということである。真に地球全体の環境保全を考えるのであれば、地球上に存在する非常に多様な種の中の一つの種であるヒトが絶滅するのが、最大の環境保全だという考え方が成り立つが、地球環境問題を論じる場合、人類に対する問題として考えるのが通常であり、このような考え方は一般的ではない。
生存環境の悪化
すでに述べたが、現代社会文明の崩壊を導く要因として大きく二つに分けることができる。一つ目は、人類が生存できない、健康な状態で生存することができない、文化的な生活ができないということである。これは、人類が種として地球上に生存して行くことができないということを意味する。
高度技術社会の衰退
二つ目は、人類の生産・生活基盤が維持できず、これまで人類が築き上げた技術・利便性を放棄しなければ、人類が生存していくことができないということである。これは、人類が種として地球上に生存していくことはできるが、これまでの技術を放棄して、現在より不便な生活をしなければいけないということである。


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